ヘヴィメタルは70年代からロックが進化した形で非常に激しいサウンドで人気を博したジャンルです。現在でも非常に人気が高く長く活動しているアーティストも多く発売されているレコードも沢山あります。
そんなヘヴィメタルのレコードは価値があるのでしょうか??
この記事ではこんなことが分かります。
- ヘヴィメタルとは?代表的なアーティストとジャンルのご紹介
- ヘヴィメタルのレコードは価値がある?
- ヘヴィメタルのレコードを売るなら注意すべきポイント
ヘヴィメタルとは?代表的なアーティストとジャンルのご紹介
ヘヴィメタル(Heavy Metal)とは、ロック音楽の一ジャンルで、1960年代後半から1970年代初頭にかけてアメリカとイギリスで誕生しました。特徴としては、重厚なギターリフ、パワフルなドラムビート、力強いボーカル、そしてしばしばダークで攻撃的なテーマが挙げられます。ヘヴィメタルは、その音楽性の強烈さとエネルギーから、多くのファンを魅了してきました。
このジャンルは、ブルースやサイケデリックロックからの影響を受けており、特にギターサウンドが強調されています。ディストーションを多用したギターのリフや、ソロパートはヘヴィメタルの象徴的な要素です。また、リズムセクションも重要な役割を果たしており、激しいドラムパターンと重低音のベースラインが楽曲に力強さを与えています。
ヘヴィメタルは時代とともに進化し、多くのサブジャンルを生み出しました。たとえば、スピードメタルやスラッシュメタル、デスメタル、ブラックメタルなどがその一例です。それぞれのサブジャンルは、音楽的な特徴やテーマに違いがあり、さまざまなファン層に支持されています。
また、ヘヴィメタルはその音楽性だけでなく、ビジュアル面でも独自のスタイルを持っています。革や金属製の衣装、派手なメイク、そして象徴的なバンドロゴなどが、ヘヴィメタルの文化を形作っています。このジャンルは、音楽の枠を超えて、ファッションやライフスタイルにまで影響を与えており、現在も世界中で多くのファンを持つ強力なサブカルチャーとなっています。
代表的なアーティスト
ヘヴィメタルには、数多くの代表的なアーティストが存在し、その中でも特に影響力のあるバンドやミュージシャンが多くのファンに支持されています。以下は、ヘヴィメタルの発展に貢献し、そのスタイルを確立した代表的なアーティストたちです。
1. ブラック・サバス (Black Sabbath)
ブラック・サバスは、ヘヴィメタルの元祖とされるバンドであり、1960年代末から活動を開始しました。オジー・オズボーンがボーカルを務め、トニー・アイオミの重厚なギターリフが特徴です。代表曲「Iron Man」や「Paranoid」は、ヘヴィメタルのアイコン的な楽曲として知られています。
2. メタリカ (Metallica)
1980年代に登場したメタリカは、スラッシュメタルの代表的なバンドとして知られています。ジェームズ・ヘットフィールドのパワフルなボーカルとカーク・ハメットの速弾きギターソロが特徴で、アルバム『Master of Puppets』や『Ride the Lightning』などは、メタル史に残る名作とされています。
3. ジューダス・プリースト (Judas Priest)
ジューダス・プリーストは、1970年代に活動を開始し、ヘヴィメタルのイメージを確立したバンドの一つです。ロブ・ハルフォードの強烈なハイトーンボーカルと、ツインギターによるパワフルなサウンドが特徴です。代表曲には「Breaking the Law」や「Painkiller」があります。
4. アイアン・メイデン (Iron Maiden)
アイアン・メイデンは、1980年代のニュー・ウェイブ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル (NWOBHM) を代表するバンドです。スティーブ・ハリスの複雑なベースラインと、ブルース・ディッキンソンの力強いボーカルが特徴。代表曲には「The Trooper」や「Run to the Hills」があります。
5. モーターヘッド (Motörhead)
モーターヘッドは、パンクとメタルの要素を融合させたバンドで、特にリーダーのレミー・キルミスターが象徴的な存在です。シンプルでエネルギッシュなサウンドが特徴で、代表曲「Ace of Spades」はヘヴィメタルのクラシックとなっています。
6. パンテラ (Pantera)
1990年代のヘヴィメタルシーンをリードしたバンドの一つがパンテラです。ダイムバッグ・ダレルのヘヴィなギターリフと、フィル・アンセルモの力強いボーカルが特徴で、アルバム『Vulgar Display of Power』はメタルの金字塔とされています。
7. オジー・オズボーン (Ozzy Osbourne)
ソロアーティストとしても成功を収めたオジー・オズボーンは、ブラック・サバスのボーカルとしてだけでなく、個人としてもヘヴィメタル界で大きな影響力を持つ存在です。代表曲には「Crazy Train」や「Bark at the Moon」があります。
8. スレイヤー (Slayer)
スレイヤーは、メタリカと並び称されるスラッシュメタルの代表的バンドです。速いテンポと攻撃的なリフが特徴で、アルバム『Reign in Blood』はスラッシュメタルの名盤とされています。
これらのアーティストたちは、ヘヴィメタルというジャンルを定義し、進化させてきました。それぞれが独自のスタイルを持ち、多くの後進のアーティストたちに影響を与え続けています。
ヘヴィメタルのレコードは価値がある?
ヘヴィメタルのレコードは数あるレコードのなかでも比較的価値が高いレコードが多いです。
特にヘヴィメタルのファンは根強く、気に入ったバンドのレコードは全て手に入れるなどのコレクターが多く、価値が上がる傾向にあります。
またその特異なジャンルの特徴もあり、ポップスなどに比べると希少性も高く高価なタイトルが多いです。
また、日本盤と呼ばれる国内で生産されたレコードには、帯やライナーノーツといった海外盤にはない付属品がついており、
海外のファンから人気があり、付属品が揃った状態のレコードは価値が上がりやすいです。
ヘヴィメタルのレコードを売るなら注意すべきポイント
1. 帯や付属品の有無
前述したような、日本製のLPレコードには、商品説明が記載された紙製の「帯」や、アルバムの解説や歌詞が書かれたライナーノーツが付属しています。これらの付属品はレコードの価値に大きく影響し、良好な状態で残っていれば買取価格が上がります。
タイトルによってはポスターがついたり、限定盤としてピクチャーヴァイナル(レコードの盤が絵になっている)、カラーヴァイナルのようなレコードも存在するので自分がどんなヴァージョンを持っていてそのレコードは価値があるかをそれぞれ確かめる必要があります。
2. 盤の種類
レコードの価値は、盤の種類にも大きく左右されます。特に最初に発売された「オリジナル盤」は、再発盤やリイシュー盤に比べて高い評価を受けることが多いです。オリジナル盤は、音質や初回プレス特有の特徴が残っているため、高価で取引されることが多いです。
3. 盤やジャケットの状態
盤やジャケットに汚れやキズがあるかどうかも重要なポイントです。発売から期間がたったものが多く、出来るだけきれいな状態に保つことがポイントです。湿気や直射日光を避け保管することをおすすめしますが、どうしてもメンテナンスなどに時間がさけないなどで、売却を検討している場合は、早めに他のファンに譲るということも検討するべきでしょう。
4. 人気と希少性のバランス
常に人気のアーティスト(上記で紹介したようなバンド)のタイトルは安定した買取価格が期待できます。限定生産品や市場にほとんど出回らないレコードは、数万円から場合によっては数十万円で取引されることもあります。逆に、人気がなく、市場に大量に出回っているレコードは、ほとんど価値がつかないこともあります。