サイケデリックロックのレコード買取はどこがいい?おすすめと高く売れるポイントを解説!
サイケデリックロックのレコードって高く売れるの?
サイケデリックロックのレコードをコレクションしていた&家にあるのだけれども、
処分したいがどこに売るのがよいのか?など疑問に思うことがあるかもしれません。
サイケデリックロックは1960年代から登場したロックのジャンルです。
有名なバンドからマニアックなあまり知られていないバンドまで様々です。
通常レコード1枚あたりの相場は1-300円くらいと言われています。
そんな全体の相場からサイケデリックロックのレコードは高く売れるのかを解説します!
こちらの記事では以下のことをご説明いたします。
- サイケデリックロックとは?代表的なバンドのご紹介
- サイケデリックロックのレコードは高価で買取される?
サイケデリックロックの解説から売る際に気を付ける点までまとめていますので、是非読んでみてくださいね。
サイケデリックロックとは?代表的なバンドのご紹介
サイケデリックロックは、1960年代半ばから1970年代初頭にかけて、特にアメリカとイギリスで発展した音楽ジャンルです。このジャンルは、精神的な変容や拡大した意識状態を表現することを目的としており、当時のカウンターカルチャーやヒッピー運動と密接に関連しています。
サイケデリックロックの起源は、ロックンロールやブルース、フォーク音楽に根ざしており、そこにインド音楽やジャズの要素を取り入れることで独自のサウンドを作り上げました。エレクトリックギターのディストーションやリバーブ、逆回転テープ、フィードバックなどのエフェクトを多用することで、音楽に幻想的で夢幻的な雰囲気を持たせています。また、歌詞には幻覚体験や哲学的なテーマが多く取り入れられています。
このジャンルは、ビートルズの『リボルバー』や『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』、ピンク・フロイドの『ザ・パイパー・アット・ザ・ゲイツ・オブ・ドーン』、ジェファーソン・エアプレインの『シュールリアリスティック・ピロー』などのアルバムによって大衆に広く知られるようになりました。特に、1967年の「サマー・オブ・ラブ」時期にはサイケデリックロックが大きなブームとなり、多くのバンドがこのスタイルを取り入れました。
しかし、1970年代に入ると、サイケデリックロックは次第にその影響力を失い、プログレッシブロックやハードロック、さらに後のパンクロックやニューウェーブといった新たなジャンルへと進化していきました。それでも、サイケデリックロックの精神は後の音楽にも受け継がれており、特に1990年代の「ネオサイケデリック」ムーブメントなどで再び注目されることになります。
サイケデリックロックは、単なる音楽ジャンルにとどまらず、当時の社会や文化に大きな影響を与えた現象であり、その独特なサウンドと精神性は今でも多くのミュージシャンやリスナーにインスピレーションを与え続けています。
サイケデリックロックに密接な関係!ヒッピームーブメントとは?
1960年代から1970年代初頭にかけて、特にアメリカを中心に広がったカウンターカルチャー運動です。このムーブメントは、当時の主流文化や社会的規範に対する反発として生まれ、愛、平和、自由、自然との調和を重視するライフスタイルと価値観を提唱しました。
ヒッピーたちは、物質主義や競争的な社会から距離を置き、個々の精神的成長や自己表現を追求しました。彼らは、伝統的な社会の枠組みや規範を拒否し、自由な愛、ドラッグの使用、オルタナティブな宗教や精神性を探求することを通じて、新しい生き方を模索しました。LSDやマリファナなどの幻覚剤の使用は、意識の拡大や霊的体験を求める一環として広まったものです。
ヒッピームーブメントは、ファッションや音楽にも大きな影響を与えました。彼らは、カラフルで個性的な服装を好み、手作りのアクセサリーや自然素材の衣類を身に着けることが多かったです。また、サイケデリックロックやフォークロックといった音楽ジャンルがムーブメントの象徴的なサウンドとして広く支持されました。ボブ・ディラン、ビートルズ、ジャニス・ジョプリン、ジェファーソン・エアプレインなどのアーティストがヒッピー文化の音楽的なアイコンとなりました。
1967年の「サマー・オブ・ラブ」は、ヒッピームーブメントの頂点とされています。この時期、サンフランシスコのヘイト・アシュベリー地区には何千もの若者が集まり、愛と平和のメッセージを広めました。また、1969年のウッドストック・フェスティバルは、ヒッピームーブメントの象徴的なイベントとして広く知られています。約40万人が参加し、平和的に音楽を楽しみ、連帯感を深めました。
しかし、1970年代に入ると、ヒッピームーブメントは次第に勢いを失い、その理想主義は現実社会の複雑さに直面していきました。ベトナム戦争の終結や、経済的・政治的な現実が若者たちの関心を他の方向へと向けさせたことも、その要因とされています。
それでも、ヒッピームーブメントの遺産は、環境保護運動やオルタナティブなライフスタイル、音楽、ファッションなど、現代の多くの文化的要素に影響を与え続けています。
サイケデリックロックの代表アーティスト
サイケデリックロックの代表的なアーティストには、以下のようなバンドやミュージシャンが挙げられます。
1. ザ・ビートルズ (The Beatles)
代表作: 『リボルバー』(1966年)、『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』(1967年)
ビートルズは、サイケデリックロックの普及に大きく貢献しました。特に、実験的なスタジオ技術や多様な楽器を取り入れたこれらのアルバムは、ジャンルの発展に影響を与えました。
2. ピンク・フロイド (Pink Floyd)
代表作: 『狂気』(1973年)
ピンク・フロイドは、サイケデリックロックとプログレッシブロックを融合させたバンドとして知られています。彼らの初期の作品は、サイケデリックなサウンドと幻想的な歌詞で高く評価されました。特に初期のメンバーとして知られるシド・バレットが、ピンク・フロイドの初期のサウンドに大きな影響を与えました。シド・バレットは、バンドのオリジナルメンバーであり、彼の独創的なソングライティングと実験的なギタープレイが、ピンク・フロイドのサイケデリックなサウンドの基礎を築きました。
3. ジミ・ヘンドリックス (Jimi Hendrix)
代表作: 『アー・ユー・エクスペリエンスト』(1967年)、『アクシス: ボールド・アズ・ラヴ』(1967年)
ジミ・ヘンドリックスは、エレクトリックギターの革新者として知られ、彼の演奏スタイルはサイケデリックロックに大きな影響を与えました。彼の音楽は、自由な即興演奏と壮大な音の風景で満ちています。特に1969年のウッドストックフェスティバルのライブ音源は伝説になりました。
4. ジェファーソン・エアプレイン (Jefferson Airplane)
代表作: 『シュールリアリスティック・ピロー』(1967年)
ジェファーソン・エアプレインは、サンフランシスコのサイケデリックロックシーンを代表するバンドであり、彼らのアルバムは「ホワイト・ラビット」や「サムバディ・トゥ・ラヴ」といった象徴的なサイケデリックアンセムを生み出しました。
5. ザ・ドアーズ (The Doors)
代表作: 『ザ・ドアーズ』(1967年)、『ストレンジ・デイズ』(1967年)
ザ・ドアーズは、サイケデリックロックにブルースやジャズの要素を取り入れたユニークなバンドで、ジム・モリソンの詩的で神秘的な歌詞が特徴です。
6. グレイトフル・デッド (Grateful Dead)
代表作: 『アンセム・オブ・ザ・サン』(1968年)、『アオクシモクシア』(1969年)
グレイトフル・デッドは、ライブパフォーマンスと即興演奏で有名なバンドで、彼らの音楽はサイケデリックとフォーク、ブルース、カントリーの要素を融合させた独自のスタイルを持っています。
7. ザ・フー (The Who)
代表作: 『トミー』(1969年)
ザ・フーは、ロックオペラ形式の『トミー』でサイケデリックロックに貢献し、その実験的なサウンドとストーリーテリングが注目を集めました。
日本でも上記のような欧米の文化に影響を受けつつも独自の音楽性や東洋の精神性を反映したような代表的なサイケデリックロックバンドもいます。
- フラワートラヴェリングバンド
- ブルースクリエイション
- ゆらゆら帝国
例えばこのようなバンドは海外の評価・人気も非常に高く、レコードの価格も希少性もあいまって高価になる傾向があります。
これらのアーティストは、サイケデリックロックの音楽的・文化的な枠組みを定義し、後の音楽シーンに大きな影響を与えました。
サイケデリックロックのレコードは高価で買取される?
サイケデリックロックのレコードは、ロックの中でも相場より高い値段でつきやすいジャンルの一つです。
なぜなら人気の高いバンドが多く、さらに商業的なロックよりも希少性が比較的高いのも理由の一つです。
どんなレコードも帯、付属品が大事!
日本では、帯が付いていることがレコードの状態や完全性を示す一つの証拠とされています。そのため、帯があるレコードは、帯がないものに比べて高い価値がつくことが多いです。さらに海外でも帯がついていることで珍しさ、日本盤である証拠にもなるので高価になる傾向があります。
次に、帯には重要な情報が記載されています。レコードの内容やアーティストに関する情報、リリース時のキャッチコピーやセールスポイントなどが帯に書かれていることが多く、これらは当時の時代背景などを表す情報になるので希少です。
さらに、帯はそのレコードが初回限定盤や特定のプロモーション盤であることを示す場合があります。これにより、そのレコードが特別なエディションであることを証明する要素となり、コレクターにとって非常に魅力的なポイントとなります。
ビートルズのタイトルなど数十倍の価値がつくもの、ピンクフロイドの国内盤などで帯付属品の完品で数倍の値段の差がでるタイトルもあるので、
決して捨てることのないようにしましょう。
アーティストによってというよりも、どのアルバムか?どの国で生産されたものかが重要
レコードの値段は、他の中古アイテムと同じように、希少性が高いか(生産枚数が少ない)、人気が高いものかによります。
希少性があっても人気がないとそこまで高価な買取価格にはなりません。
ビートルズやピンクフロイドなど世界的に人気が高いバンドは比較的高価になりますが、
どの国で生産されたものかも非常に重要になります。
アルバムによっても価値がかなり違うのと世界で一番最初に発売された国の盤(オリジナル盤と言われる、英国のビートルズなどはイギリス盤で再発版ではない)が高くなります。
タイトルによって判別をするのは難しいため、レコードのプロの所属するレコード専門店に査定をお願いをするとしっかりと値段をつけて買い取って頂けます。