家に眠っている歌謡曲のレコードを売りたい!
親族が持っていたレコードが家にあったけどどう処分してよいのか分からない、そもそも価値があるのだろうか?などと感じることがあるかと思います。
歌謡曲はCDやデータ配信などでも現在は聞くことができるようになりましたが、歌謡曲の発売された当時のメインはレコードで販売されていました。
そのため、沢山の歌謡曲のレコードが世の中には溢れています。
通常レコード1枚あたりの相場は1-300円くらいと言われていますが、歌謡曲のレコードのなかでも希少価値が高く人気があったり高いものだと数千円~数万円になるレコードも存在します。
こちらの記事では以下のことが分かります。
- 歌謡曲とは?代表的な歌手、アーティストのご紹介
- 歌謡曲の高価買取の秘訣
- 売る前に気を付けるべきこと
その他、歌謡曲のレコードを売る際に気になることをまとめていますので是非読んでみてください。
歌謡曲とは?歴史や代表的アーティストをご紹介
歌謡曲の歴史
日本の歌謡曲は、一般的に「歌謡」と略され、特に1950年代から1970年代にかけて日本で流行したポピュラー音楽の総称です。特に日本の伝統的な音楽要素と西洋のポピュラー音楽の影響を融合させた独特の音楽スタイルを持っていて現在でも新鮮な響きを持ち多くの人々を魅了しています。
歌謡曲のはじまりは、戦後の日本において、ラジオやレコードの普及とともに広まりました。戦前から存在した「流行歌」が基盤となり、戦後には歌手や作詞家、作曲家が次々と登場し、多くのヒット曲が生まれました。特に、美空ひばりや石原裕次郎などのスターがこの時期に登場し、歌謡曲の黄金時代を築きました。
1970年代後半から1980年代にかけて、歌謡曲はアイドル歌謡やニューミュージックの登場により変遷を遂げます。松田聖子や中森明菜といったアイドルが登場し、歌謡曲はさらに多様化していきました。一方で、演歌というジャンルも歌謡曲から派生し、より伝統的な日本の音楽スタイルを維持しながら発展しました。
代表的アーティストとその代表曲
美空ひばり(1937-1989)
代表曲:
- 「川の流れのように」(1989)
- 「悲しい酒」(1966)
- 「愛燦燦」(1986)
美空ひばりは、「歌謡界の女王」と称され、日本の歌謡曲を象徴する存在です。彼女の力強い歌声と感情豊かな表現力は、多くの人々の心を捉えました。
石原裕次郎(1934-1987)
代表曲:
- 「恋の町札幌」(1968)
- 「北の旅人」(1987)
- 「夜霧よ今夜も有難う」(1967)
映画俳優としても活躍した石原裕次郎は、その渋い声とカリスマ性で多くのファンを魅了しました。彼の楽曲は、昭和の雰囲気を色濃く反映しています。
坂本九(1941-1985)
代表曲:
- 「上を向いて歩こう」(1961)
- 「見上げてごらん夜の星を」(1963)
- 「幸せなら手をたたこう」(1964)
坂本九の「上を向いて歩こう」は、英語タイトル「Sukiyaki」として世界中でヒットし、日本の音楽が海外で広く知られるきっかけとなりました。
八代亜紀(1950-)
代表曲:
- 「舟唄」(1979)
- 「雨の慕情」(1980)
- 「愛の終着駅」(1973)
八代亜紀は、演歌と歌謡曲のクロスオーバーアーティストとして、情感豊かな歌声で多くのヒット曲を生み出しました。
ピンク・レディー(1976-1981)
代表曲:
- 「ペッパー警部」(1976)
- 「サウスポー」(1978)
- 「UFO」(1977)
ピンク・レディーは、アイドルデュオとして一世を風靡し、その斬新なダンスパフォーマンスとキャッチーな楽曲で昭和の音楽シーンに大きな影響を与えました。
西城秀樹(1955-2018)
代表曲:
- 「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」(1979)
- 「傷だらけのローラ」(1974)
- 「ギャランドゥ」(1983)
西城秀樹は、力強い歌唱力とダイナミックなステージパフォーマンスで人気を博し、多くのヒット曲を送り出しました。
昭和の歌謡曲は、多様なアーティストと楽曲によって彩られ、日本の音楽史に深く刻まれています。それぞれのアーティストが独自のスタイルで魅力を発揮し、多くの人々の心に残る楽曲を提供しました。
高額査定4つのポイント
帯が国内、海外で人気
レコードの帯(obi)は、日本国内外でコレクターや音楽愛好者の間で人気が高まっています。帯は、国内版のCDなどにもついているジャケットに巻かれる紙のことで、アルバムの情報など記載されています。独自のデザインと情報量が豊富で、レコードそのものの価値を高める要素として再評価されています。
海外でも、日本盤のレコードは高品質なプレスや美しいジャケット、そして独特なオビが魅力として注目されています。特に日本盤特有のオビは、海外のコレクターにとって日本文化の象徴ともなり、コレクションの価値を一層引き立てる要因となっているので捨てないで取っておくべきでしょう。
ただ、全て帯付きだからといって価値が上がるわけではなく、それぞれの商品で帯がつくと高くなるかどうかの判断ポイントがかなり違うので専門知識が重要です。
帯は国内外でレコードの付加価値を高める重要な要素であり、その独特な魅力が多くの人々に愛されています。
プロモ盤も人気
プロモ盤は、新しいアルバムやシングルをプロモーションするために作成されてういたもので、ラジオ局、音楽評論家、DJなどに無料で配布されていました。ジャケットやレコードラベルに「PROMO(プロモ)」や「NOT FOR SALE(非売品)」と記載されていることが多いです。また、通常の商業盤とは異なる特別なラベルやカバーが使用されることがあります。
プロモ盤は限られた数しか作られないため、音楽コレクターにとっては貴重なアイテムとなることが多いです。特に有名アーティストのプロモ盤は高値で取引されることが多いので売りたいレコードを一度チェックしてみるとよいでしょう。
レコードの状態が重要
歌謡曲のレコードは発売から年月が経っている場合が多く、ホコリやカビ、塩ビ焼けが発生していたり、ジャケットが破れていたり日焼けしてしまっている場合があります。
レコードの盤にキズがついていない、反りがないなどきれいな状態を保っているかどうかも重要で、出来るだけきれいな状態を保つことが大切になります。
湿気や高温になる場所には置かない等、保管には気を付けましょう。
レコードのクリーニング方法
1. やわらかいブラシでほこりを除去
ステップ:
- レコードをターンテーブルに置き、静かに回転させながらソフトなカーボンファイバーブラシを使って表面のほこりを取り除きます。
- ブラシは内側から外側に向けて動かし、ほこりを効率的に取り除くようにします。
レコード専用のクリーナーがあるのでそういったクリーニンググッズを利用してきれいな状態を保ちましょう
2. レコードクリーニング液を使用
必要なもの:
- レコードクリーニング液(市販のものが最適)
- マイクロファイバークロスまたは専用のクリーニングパッド
ステップ:
- レコードクリーニング液をマイクロファイバークロスに少量スプレーします。
- レコードを水平に置き、クロスを使って内側から外側に向けて軽く拭きます。
- 表面全体が均一に拭かれるように注意します。
3. クリーニング後の保管
- 直射日光や高温多湿を避け、涼しく乾燥した場所に保管することが重要です。
注意点
- 強い洗剤やアルコールはレコードの表面を傷めることがあるため、使用を避けます。
- 洗浄機を使用する際は、機器の取扱説明書をよく読み、適切に操作してください。
買取時に知っておくべきこと3つ
宅配買取、出張買取、店頭買取がある
査定に出す際には、以下の3種類の方法が一般的です。それぞれメリット、デメリットがあるので適切な方法で買取に出すことが必要です。
宅配買取
宅配買取は、自宅から商品を発送して買取を依頼する方法です。特に地方在住者や忙しい人に便利です。
申し込み: 買取業者のウェブサイトで宅配買取の申し込みを行います。
- 梱包キットの受け取り: 申し込み後、業者から梱包キット(段ボールや梱包材、送り状など)が送られてきます。
- 商品を梱包: 指定された箱に売りたい商品を梱包し、付属の送り状を貼ります。
- 発送: 指定の運送会社を利用して商品を発送します。業者が送料を負担する場合が多いです。
- 査定: 商品が到着すると、業者が査定を行い、結果を連絡します。
- 入金: 査定額に同意すると、指定の銀行口座に入金されます。
出張買取
出張買取は、買取業者が自宅まで訪問して商品を査定・買取する方法です。大型商品や大量の商品がある場合に便利です。
手順:
- 申し込み: 買取業者に電話やウェブサイトで出張買取を申し込みます。
- 訪問日時の調整: 業者と訪問日時を調整します。
- 訪問・査定: 業者が指定日時に自宅を訪問し、その場で商品を査定します。
- 査定額の提示: 査定結果がその場で提示されます。
- 同意・支払い: 査定額に同意すれば、その場で現金または銀行振込で支払いが行われます。
店頭買取
店頭買取は、店舗に直接商品を持ち込んで査定・買取を行う方法です。即時に現金化したい場合に適しています。
手順:
- 店舗の確認: 買取業者の店舗の場所や営業時間を確認します。
- 商品を持ち込む: 売りたい商品を店舗に持ち込みます。
- 査定: 店舗スタッフが商品をその場で査定します。
- 査定額の提示: 査定結果が提示されます。
- 同意・支払い: 査定額に同意すれば、その場で現金または振込で支払いが行われます。
それぞれのメリットとデメリット
宅配買取:
- メリット: 自宅から発送できるので手軽。全国対応の業者が多い。
- デメリット: 商品の梱包・発送が必要。査定結果が出るまで時間がかかることがある。
出張買取:
- メリット: 大型商品や大量の商品でも対応可能。自宅で手続きが完了。
- デメリット: 訪問日時の調整が必要。対応エリアが限定されることがある。
店頭買取:
- メリット: その場で査定・支払いが完了。即時に現金化が可能。
- デメリット: 店舗まで足を運ぶ必要がある。店舗の営業時間に依存する。
売るのは早い方がいい
現在、レコードは若い世代も含めてブームになっており一時期よりも価値が高くなっています。今はある意味レコードバブル期とも考えられるので需要の高い今がうりどきです。
さらにレコードは時間が経てば経つほど劣化していくので出来るだけ早く買取に出すのが高く売れるコツです。
フリマ、オークションサイトで売るのは難しい
メルカリ、ヤフーオークションなどのサイトに自身で出品し販売する方法もあります。
まず、価値があるものを見極めたり、レコードの状態を正確に判断し伝えることも難しく一枚一枚にかける労力が一般的な商品に比べると知識が必要なのと手間がすごくかかります。
※写真撮影、状態チェック、価値判別、発送と沢山やることはあるのに安値で販売されてしまった、売れない、安く売りすぎてしまったなど多く発生するので、専門的な知識を持っている方以外にはなかなかおすすめしづらいです。
上記のような理由で、専門的な知識を持った信頼性の高いレコード専門店に買取査定をお願いすることがベターです。
まとめ
いかがでしたか?レコードは他の中古商品と違って特殊な面が多く買取専門店で一度査定をしてもらうことが高く売れる方法でした。
特に以下の3社は信頼度、高価買取、手軽、コスト低の面でおすすめです。
是非参考にお役に立てれば幸いです。